まくらの選び方

光触媒と活性酸素

エココート・コーティングは今話題の光触媒を使っています。この光触媒はニ酸化チタンの光活性を利用したもので紫外線のエネルギーと空気中の酸素を使ってさまざまな物質を酸化・分解させるというものです。非常にクリーンな・除菌・消臭として注目されています。
この反応時にニ酸化チタンの表面に活性酸素種が生まれます。
活性酸素といえば、 体内に発生するとガンの原因になるとも言われています。体内の活性酸素を除去するさまざまな商品が売られています。
たしかに、活性酸素はきわめて不安定であらゆる物質と結びついて安定化しようとします(=酸化)。だからこそ、細菌を酸化して除去するのですが、これが光触媒によって出来るものと同じなのか、もしそうだとするとそれが体内に取り込まれることはないのか等、さまざまな疑問が浮かんできます。

 『活性酸素』の種類

スーパーオキシドアニオン(・O2-) エネルギー代謝の過程や、体内に細菌やウィルスなど異物が侵入した時、最初にしかも大量に発生するのがスーパーオキシドです。
過酸化水素(H2O2) スーパーオキシドからの反応で体内でも常に発生しています。(オキシフルは過酸化水素を3%の溶液にして、傷口の殺菌消毒に利用― 活性酸素の善玉利用 ― しているものです。)。酸化力はさほど大きくない。が、わずかなきっかけで2つに別れ、ヒドロキシラジカルになってしまう。
ヒドロキシラジカル(・OH) スーパーオキシドから生じた過酸化水素が、さらに反応して発生する活性酸素がヒドロキシラジカルです。強力に酸化反応を起こし遺伝子や細胞膜を傷つける発ガンの張本人と見られています。ヒドロキシラジカルはスーパーオキシドアニオンの数十倍の活性をもっており、それだけ凶悪な活性酸素です。
一重項酸素 紫外線などの光の刺激により、皮下組織や目に発生する活性酸素が一重項酸素です。皮膚を形成しているたんぱく質や脂肪を酸化、変質させるものとみられています。

光触媒反応によって、スーパーオキシドアニン、ヒドロキシラジカルといった活性酸素がチタン表面に発生します。

 白血球と活性酸素

体内に発生すると危険と言われている活性酸素ですが、実際には、その力を健康維持に利用しています。体内に侵入してきた病原体に対し、白血球は活性酸素を利用して殺している。白血球もスーパーオキシドアニオンを出して攻撃している。生命維持には活性酸素も必要ということで、健康は実に微妙なバランスの上に立っている。また、学抗癌剤のあるものは、ヒドロキシラジカルにより癌細胞DNAの切断を行い、癌細胞を殺す。
問題は、その量なのです。

 光触媒と活性酸素

光触媒で発生する活性酸素はそもそもごく微量であり、すぐに消えてしまいます。しかも、反応面に発生するものでそれが空気中をただよったりするものではありません。
反応基となる酸化チタンは食品添加物として認められているもので、歯磨き、化粧品などに使われています。より一般的には白いペンキや絵の具といった塗料に使われているきわめて身近なものなのです。
したがって、酸化チタンそのものは安全な物質です。